全部要らないから楽になりたい。
居場所も未来も希望もくれてやるから。
傷口が何かを生み出すことなんてなくて
傷跡は何かの証明にもならなくて
ただ朽ちてゆく身体でなんとか息をして。
そんなこと望んでいたわけじゃないし
そんな風に生きたかったわけじゃない。
欲しいものなんて、どこにもなくて
ただ、もう疲れた。
誰かを待ってるわけでもないよ。
自分に期待もない。
私の天井は今、ここ。
今日もため息を吐いて生き延びてしまう。
誰かの幸せを祝う余裕や
誰かを愛せる強さが有れば何か変わっていたんだろうか。
何にもわからないや。
ただ、ここに誰もいない。